サイトトップ > うつ病の治療
うつ病の治療
うつ病の治療には、「薬物治療」、「環境の改善」、「認知療法」があります。うつ病は病気であること、必ず治るということを理解し、あせらないで治療に専念しましょう。
「薬物治療」まずは、抗うつ剤などでの薬物治療を始めます。不足している脳内ホルモンを増やす働きがあります。
「環境の改善」原因となるストレスが明確な場合は、そのストレスを取り除き、環境を改善することが必要です。
「認知療法」（心理療法）ここ最近、「認知療法」が注目されはじめています。アメリカの精神科医アーロン・ベックによって始められた心理療法のひとつです。軽度のうつ病に効果が期待できます。
アーロン・ベックがうつ病患者さんに接している時に、うつ病の患者さんは、物事のとらえ方が否定的になることに気付きました。「認知」とは、簡単に言えば物事のとらえ方のことですが、うつ病にかかると、物事を否定的にとらえるようになります。
物事をみる視点はいくつも存在し、その中には否定的なとらえ方よりも、現実的なとらえ方が存在すること。これを、患者さん自身で自覚できるように手助けするのが「認知療法」です。
物事のとらえ方や考え方は、脳の活動にも影響を与えます。これを改善することよって、うつ病の改善が期待できるのです。「認知療法」によって、ものごとのとらえ方を改善していけるので、再発防止にも効果があります。
うつ病の治し方